発達障害学生支援に有用な包括的アセスメントシステム構築を目的とし簡易スクリーニング尺度の作成とバッテリー、支援の検証を行った。 質問紙検査7種を大学1年生250名に実施(2月)、発達障害リスクと社交不安障害、大学生活不適応感項目において高い相関を示したことから、鑑別診断的項目、不適応感を軸とした発達障害スクリーニング尺度を作成した。またASDリスク高7名(支援群)に1年間の面談を行った結果、困難は現存・継続するが修業は維持されたのに対し、ASDリスク高7名の統制群は修業に明確な課題(GPA低下や修業中断)が生じたことが示された。これらの結果を踏まえ包括的アセスメントシステムモデルを提示した。
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