特別支援教育における教員と作業療法士(OT)の連携・協働のバリアを明らかにしつつ,スクールAMPS(S-AMPS)を使用するOTを育成し,実践事例を収集した。さらに,発達支援に関わる専門職を対象にプレイバックシアターワークショップ(PB-W)を開催した。その結果,教員とOTの連携には,①連携のシステム,②職種間の理解と関係性,③OTの専門性に関するバリアがあり,学校等へのOTの関わりを困難にしていた。実践事例からはS-AMPSの使用が教員とOTの連携・協働を促進する可能性が示され,PB-Wの実施が専門職間の共感性を高める可能性が示された。以上の結果から教員とOTの連携・協働モデルを提案した。
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