本研究は、新生児集中治療室(Neonatal Intensive Care Unit;NICU)に入院となる早産児や低出生体重児を対象とする研究のために、NICUを設置している病院に研究を依頼しなければなりませんでした。研究当初は、前所属大学とNICUのある病院での倫理審査において承認を受け、今からデータ収集という時に、急遽、諸事情にて関東から関西に異動となりました。そのため、研究できる病院を探さないといけなくなり、同じ条件で本研究を行うのに良い返事は貰えませんでした。唯一、元職場の病院から、今の研究が終わったら考えるので、1年待って貰いたいと返事を頂きました。 そこで今回の研究では、NICUに入院となった在胎週数28週未満の超早産児を対象とし、NICU環境(ポジショニング・音(人・物)・照明・吸引・採血などの処置・カンガルーケアなど)が児に与える影響について自律神経活動と行動状態を用いて個々の児の各修正週齢におけるストレス因子とリラックス因子を明らかにすることを目標の一つとしていました。まずは、データ収集が出来るように病院のスタッフと相談しながら病院の意向にもそった方法で実施出来るように方法を考えていきます。
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