2歳から5歳の315名の幼児を対象に描画課題を行い、幼児期の手先の器用さのアセスメントであるPWT描線テストを開発した。その成果は、2018年に「気になる子どもの手先の器用さのアセスメント」としてミネルヴァ書房から刊行した。PWT描線テストとは、1種の円塗り課題、1種の線つなぎ課題、4種の線引き課題を幼児に描かせることによって、それぞれの発達段階を評価するとともに、6種の課題の総合評価として、PW発達年齢を算出するものである。また、PWT描線テストによって、対象児の手先の器用さに問題があった場合、手先の器用さの向上をはかるための描画ワークを作成した。
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