通常級在籍児童に対して教員からみて「気になる子」と「気になる内容」、男性像・女性像の人物画描画特徴については発達障害児に対しても検討を行った。「気になる子」は性差を認め、自閉症スペクトラム障害および注意欠如多動性障害が多く、半数で複数の障害が疑われた。「気になる子」、「気になる内容」は教員によって評価がまちまちであり、疑われる発達障害、特に自閉症スペクトラム障害の障害特性に対して適切に評価されていない傾向にあった。人物画描画では、特定の項目で特徴的な所見が見られ他、人物画(男性・女性)が「描けない/描きたくない」ことも一つの特徴的な所見と考えられた。
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