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2014 年度 実施状況報告書

学習支援に活用できる実行機能評定尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26381351
研究機関独立行政法人国立特別支援教育総合研究所

研究代表者

玉木 宗久  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 企画部, 主任研究員 (00332172)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード実行機能 / 評定尺度 / 教員 / 学習支援
研究実績の概要

目的志向的な行動や思考をコントロールする高次の認知機能のことを実行機能と呼ぶ。本研究では、このようなヒトの高次認知機能を学校の教員が評定し、その結果を学習支援に活していくための実行機能評定尺度を開発することを目的としている。
本年度は、実行機能評定尺度案を作成し、その尺度の妥当性・信頼性の検討のための調査を実施した。具体的には以下のことを行った:①先行研究から実行機能の構成や下位領域を検討した、②子どもの実行機能の困難にかかわる行動項目を、先行研究や教員に対する予備調査により収集した、③収集した行動項目の記述のわかりやすさ、学校での評価可能性について教員を対象に予備調査を実施した、④所内倫理委員会において審査を受け、調査実施のための許可を得た、⑤小・中学校109校を対象に本調査を行い、作成した尺度による子どもの実行機能の評定を教員(各学年担任1名と通級指導教室担当)に依頼した(回収率は約70%)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は、計画通りに実行機能評定尺度案を作成し、必要な調査を実施したが、結果の分析がやや遅れている。

今後の研究の推進方策

本年度実施した調査のデータを分析し、実行機能評定尺度の信頼性や妥当性を検討する。その結果を踏まえ、必要があれば尺度の修正、補足調査などを行う。また、実行機能評定尺度の標準データを作成するための調査を実施する。

次年度使用額が生じた理由

調査データの集計作業、分析がやや遅れているため。

次年度使用額の使用計画

調査データの集計作業、分析、文献研究による結果の考察、などに利用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 実行機能の働きから考える子どもへの支援2014

    • 著者名/発表者名
      玉木宗久
    • 雑誌名

      発達教育

      巻: 33 ページ: 4-11

  • [備考] 外部資金研究

    • URL

      http://www.nise.go.jp/cms/8,0,18,241.html

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公開日: 2016-05-27  

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