酸化バナジウムナノメッシュ表面上において、2種類の元素からなる合金ナノ粒子が作製できること、また、ナノ粒子の平均組成や大きさや数密度が制御可能であることもわかった。一方で、酸化バナジウムナノメッシュの耐熱性に問題があり、ナノ粒子の耐熱性評価に適していないことが明らかとなった。酸化バナジウムナノメッシュにかわる材料として、スズからなるナノメッシュ格子の創製研究と酸化セリウムからなるナノメッシュの作製と構造解析研究を行った。その結果、Ag(111)表面上においてスズが二次元のハニカム格子を形成すること、Rh(111)表面上において酸化セリウム超薄膜がテンプレート構造を形成することを明らかにした。
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