提案手法である単一露光一般化並列位相シフト法は参照光の位相分布を0,π/2,π,3π/2に限定することなく,ランダムな位相分布を用いて位相シフト法が実現でき,このことはすでに光学実験により実証している.すなわち,位相シフト量がπ/2の整数倍に限定されず,偏光情報も使用していないため,提案手法では分光情報や偏光情報を同時に取得できる. 本研究では,参照光に要求される条件を空間周波数の観点からより明確にした後,単一露光一般化並列位相シフト法を用いた分光情報を含む複素振幅データの取得および単一露光一般化並列位相シフト法を用いた偏光情報を含む複素振幅データの取得をおこなった.
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