一様磁場下における電磁流体チャネル乱流中に、乱流・非乱流界面が存在することを示すため直接数値計算(DNS)を行った。得られたDNSデータの渦度場の可視化によりチャネル中に、乱れの強い壁近傍の境界層領域と乱れの弱いコア領域があることが明らかになった。境界層領域とコア領域の間にあると考えられる界面を定量化するため、条件付き統計解析を行った結果、その解析により定義される界面の近傍で、渦度成分の大きさの条件付き平均がシャープな勾配をもつことが明らかになった。これは、通常の流体シア乱流で過去に観察されたものと類似する。また電磁流体乱流に特徴的なジュール散逸も界面近傍でシャープな勾配をもつことがわかった。
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