研究課題/領域番号 |
26390132
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤野 清次 九州大学, 学内共同利用施設等, 教授 (40264965)
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研究分担者 |
高見 利也 九州大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (10270472)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 並列化 / 時間並列化 / 反復解法 / 前処理 |
研究実績の概要 |
CMEワークショップを2014年5月に石垣島で開催した。その会議で、分担者の高見利也氏は「偏微分方程式に対する時間並列化法の安定性限界」という題目で研究発表を行った。また、同会議で、研究代表者の藤野清次は、「Cache-Cache BalancingによるIDR(s)-SOR法の並列化」という題目で研究発表を行った。いずれの発表も、研究課題の今後の研究方向 を見定める意味で重要な発表であり、また質疑応答の中で、いつくかの予想される問題点 も見つかり、有意義な討論をすることができ、大変有意義な会議であった。
続いて、2015年3月下旬IMS2015ワークショップにて、分担者の高見利也氏は、 ”Stability and performance estimation of space-time multigrid parallelization"という題目で研究発表を行った。続いて、同会議で、研究代表者の藤野清次は、題目"An evaluation of single-synchronized Krylov subspace methods on Hybrid parallelzation"および"Variants of SCBiCG method solving linear systems with complex symmetric matrices"という2件の発表をそれぞれ共同研究者が行った。 いずれの発表も、初年度の研究成果の一部を発表できた。また、研究内容の深化と拡張ができ、有意義な発表の場であった。さらに、今後の進むべき研究の方向性も定めることができるなど、一層研究活動が今後盛んにできるようになると思われる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究代表者および分担者は、研究課題に対して、成果発表を合わせて5件行った。いずれの発表も、日ごろの研究活動の成果の一生懸命さを反映した内容で、大きな成果とまではいかないが、部分的な成果が出始めている。そのため、達成度としては、「おおむね順調に進展している」と評価した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、海外での国際会議での発表や国内での重要な会議の場で、発表や討論などを引き続き行っていく予定である。また、ジャーナル誌への研究論文の投稿なども視野に入れて 研究内容を深めていき、課題の十分な達成へとつなげていく計画である。
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