1. WittのデザインとHigmanデザインの結合行列より、それぞれ極大立方重偶符号が得られることを示した。同時に得られた極大立方重偶符号の自己同型群がそれぞれ群M22.2とHigman-Simsの散在型単純群HSと一致することを確認することができた。2. Hammingグラフの隣接行列から極大立方重偶符号の無限系列を構成する方法を見出し、同時にそれらの重み枚挙多項式などの付随物を一般の形で導出することに成功した。3. ある種の有限幾何構造から立方重偶符号の無限系列を構成する方法を見出し、それらが計算機で確認できる範囲において極大であることを確認することができた。
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