研究課題/領域番号 |
26400084
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
塩田 昌弘 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 名誉教授 (00027385)
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研究分担者 |
泉 修蔵 近畿大学, 理工学部, 研究員 (80025410) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 幾何学 |
研究実績の概要 |
9月に北海道大学を訪問して、大本亨氏と特異点理論の共同研究をした。レンヌ大学のBekkaと、Matherの微分可能写像の安定性に関する結果の解析的ヴァージョンの共同研究しているが、その証明で必要となった補助定理の証明を北海道大学で行った。これは互いの情報を交換して、北海道滞在中に解決した。しかしBekkaとの共同研究の時間が取れないので、それ以上、本定理の証明は進んでいない。準備が終わったというだけのことである。来年度か再来年度には本定理の証明を終わりたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究課題のもっとも重要な、レンヌ大学のCosteとの、Artinの近似定理の位相的ヴァージョンの共同研究がメール交換だけで解決したようで、今論文に書いている。書き終わらないと断言できないが、問題は無いようである。
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今後の研究の推進方策 |
すでに述べたようにCosteとの共同研究は予定していたより早く解決した。それで、その結果をどうするかを主なテーマにして、15人ほどの研究集会を開く。これは計画の変更である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該研究の重要なCosteとの共同研究の一つが思いのほか早く進展した。それで彼のレンヌ大学に行く必要も彼を招聘する必要もなくなった。他の共同研究は他の基金で行った。一つはイタリアのピザ大学訪問それから、兵庫教育大学訪問。 ただ北海道大学訪問のみに使った。
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次年度使用額の使用計画 |
上記のようにCosteとの共同研究の一つが思いのほか早く進展したので、それをいかに使ってより発展させるか計画を立てたい。そのため15人ほどの近い専門家を呼んで研究集会を開く。それの費用にする。
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