研究課題
基盤研究(C)
本研究では相分離界面や細胞膜などの数学的な解析を目指し,関連した長距離相関を持つ確率場の研究を行った.特に確率界面モデルの一つであるΔφモデルに対し以下の結果を得た.(1)3次元以下の場合に場が常に正となる確率の評価を与え,その挙動が高次元の場合や他の界面モデルと比べて大きく変わることを示した.(2)2次元以上の場合に場にピンニング効果を加えるとその強さによらず対応する自由エネルギーが常に正となり場が常に局在化することを示した.
確率論