ILCにおけるトップ・クォーク質量と湯川結合定数の測定のために、√s=340GeV付近のトップ・クォーク対生成断面積を非相対論的なQCDの枠組みで計算した。QCDに関してはNNNLOの高次補正を取り込み、その他の電弱補正の主要な効果は全て取り込み、現象論的な解析に使えるような信頼性の高い生成断面積を系統的に計算するためのC++コードqqbar_thresholdを開発した。 ILCにおけるトップ・クォーク質量の理論的な測定限界について調べ,その精度は30MeV程度であることを示した。また生成断面積の湯川結合定数やトップ・クォーク崩壊幅に対する感度を調べて、その測定精度について検討した。
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