研究課題/領域番号 |
26400264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都産業大学 (2016) 東北大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
二間瀬 敏史 京都産業大学, 理学部, 教授 (20209141)
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研究協力者 |
Mellier Y. パリ天文台, 教授
Einsenstein D. ハーバード大学, 天文学部, 教授
梅津 敬一 中央研究院, 天文・天体物理研究所, 教授
大倉 悠貴 理化学研究所, ポストドク
岡部 信広 広島大学, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 弱い重力レンズ / 銀河団 / 暗黒物質 / 暗黒エネルギー |
研究成果の概要 |
暗黒エネルギーの観測的研究のために宇宙の大規模構造による弱い重力レンズ解析において重要な高精度な背景銀河形状測定法を開発した。近傍銀河団に対して弱い重力レンズによって内部の暗黒物質部分ハローを検出し、その統計的な性質が冷たい暗黒物質に基づく構造形成理論と矛盾しないことを初めて示した。我々がその存在を予言した銀河団のつくる新種の重力レンズ像が2009年に発見された。この像をつくる背景銀河の赤方偏移が暗黒エネルギーに敏感に依存することを示し、新たな暗黒エネルギーの観測方法を提案した。大規模構造が超新星の明るさに与える効果を定量的に調べることで、ニュートリノ質量の上限がえられることを示した。
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自由記述の分野 |
宇宙論
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