研究成果の概要 |
プラズマ粒子シミュレーションをスーパーコンピュータ「京」上で実施し、多次元高マッハ数衝撃波構造を明らかにした。衝撃波前方領域では電子スケールの静電不安定、遷移領域においてはイオンスケールの磁気乱流が高強度で卓越することが明らかになった。特に高いマッハ数の条件の下では(M~40)、遷移領域における自発的乱流リコネクションが電子加速及び加熱に重要であるにとが明らかになった(Matsumoto et al., Science, 2015)。3次元計算においては、遷移領域における磁気乱流との相互作用による、統計的ドリフト加速が電子をより高エネルギーまで加速させることが新たに明らかになった。
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