マグネターの表面の運動が磁気圏にひずみを与え、閾値を超えた時点で突発的現象が起きると考えられるので、静的な磁気圏として可能な解を系統的に調べた。一般相対論的効果により蓄えられるエネルギーは大幅に増加する。それは星の表面近傍にできる、非線形効果で絡み合った磁気構造が重要で、そのような状態はフレア開始前のものと考えられる。 また、二成分プラズマの微視的モデルにより定常なブラックホール磁気圏構造を探った。外向きの電磁的エネルギーの流れを生じる機構を示せたが、その量はプラズマ数密度が増加すると、減少することもわかった。
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