研究成果の概要 |
核子弾性散乱と3,4He弾性散乱を調整パラメータなしに記述する反応模型を考案した。Brueckner Hartree-Fock理論を用いて、カイラル有効理論に基づく核力(2体力+3体力)から、核内有効核力を導出し、この反応模型を用いて、3核子力効果が核子弾性散乱より3,4He弾性散乱に顕著であることを示した。最近実験されたMg同位体の反応断面積を理論解析し、37Mgが変形ハロー核であることを示した。ハロー核のハロー性を定量化する量Hを考案した。2倍の太陽質量をもつ中性子星中でクォーク相が実現するためのクォーク間相互作用の強さの上限値を決定した。
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