本研究は、キラル化合物YbNi_3_Al_9_、YbNi_3_Ga_9_、LuNi_3_Al_9_およびLuNi_3_Ga_9_についてスピン軌道相互作用に起因するフェルミ面分裂を定量的に測定し比較した。また、キラルらせん磁性体YbNi_3_Al_9_、コリニア反強磁性体DyNi_3_Ga_9_およびイジング磁性体ErNi_3_Ga_9_について、磁化、磁気抵抗、磁気構造の観測を行い、磁気相図を構築するともに磁気構造と磁気抵抗の関係を考察した。 また、新物質としてハニカム磁性体R_2_Pt_6_Ga_15_および擬カゴメ物質RRhPb(R:希土類イオン)を合成し、その基礎的な物性を明らかとした。
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