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2016 年度 研究成果報告書

中性子散乱によるs電子強磁性の機構解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26400334
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 物性Ⅱ
研究機関大阪大学

研究代表者

中野 岳仁  大阪大学, 理学研究科, 助教 (50362611)

連携研究者 松浦 直人  総合科学研究機構, 研究開発部, 副主任研究員 (30376652)
神山 崇  高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (60194982)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードゼオライト / アルカリ金属 / ナノクラスター / 強磁性 / 中性子回折 / 磁気構造
研究成果の概要

ゼオライトA中に配列したKクラスターは,磁性元素を全く含まないにも拘わらず強磁性を示し,s電子磁性体として注目される.本研究では高品質試料を大量合成し,中性子回折実験を行った.偏極ビームを使った実験において,長距離秩序した強磁性磁気モーメントからの回折を初めて観測することに成功した.磁気形状因子のQ依存性を見積もり,磁性を担っているのが確かにナノサイズの空間に広がった電子であることを直接的に明らかにした.また,強磁性磁気モーメントの大きさが周期的に変調していることを発見した.結晶構造の周期変調と磁性発現の関係が示唆される.以上のように,磁性の機構を考える上で極めて重要な基礎データが得られた.

自由記述の分野

物性物理学

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公開日: 2018-03-22  

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