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2016 年度 研究成果報告書

STM・STSから見た銅酸化物高温超伝導体の電子ネマティック状態とストライプ

研究課題

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研究課題/領域番号 26400343
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 物性Ⅱ
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

桃野 直樹  室蘭工業大学, 工学研究科, 教授 (00261280)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード銅酸化物高温超伝導体 / 走査トンネル顕微鏡 / ストライプオーダー / 電子ネマティック状態
研究成果の概要

Fe添加のBi2212で2つの周期の2次元変調構造が観測された。Fe-free試料で観測された約5倍周期のものと,Fe添加によって新たに誘起された約4倍周期のものである。後者はFeによるストライプのピン留めに起因すると考えられる。また,Dyを添加したBi2212ではホール濃度p~1/8付近でTcの大きな低下が見られた。そこでの変調周期は約3.3倍周期であった。これらの変調周期をフェルミ面のネスティングで説明することは難しい。またDy添加のBi2212(p~1/8)では探針形状やスキャン方向によらず4回対称性が失われており,2次元変調構造は本質的に電子ネマティック状態と矛盾しないと結論した。

自由記述の分野

固体物理

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公開日: 2018-03-22  

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