研究成果の概要 |
CeCoIn5, CeRhIn5, YbNi3Ga9, YbAl2, YbCu2Ge2などについて、高圧下の赤外分光実験を行った。その結果、光学伝導度に現れる特徴的な中赤外ピークのエネルギーに関して、Ce系とYb系で反対の圧力シフトが観測された。一方ピーク幅についてはどちらも圧力と共に拡がった。つまり光学伝導度から得られる電子状態には、Ce系とYb系で反対の圧力応答を示す部分と、同様の圧力応答を示す部分があることがわかった。電子正孔対称性も考慮した詳細な電子状態の解析を、理論家の助けも借りて今後進める。
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