研究成果の概要 |
幾つかの興味深い超伝導体を取り上げて新奇物質相の探求を理論的に遂行した。重い電子系超伝導体の中からCeCu2Si2, UPd2Al3, (U,Th)Be13を、また2次元性の高いカイラル超伝導体の候補物質として知られるSr2RuO4を実験グループとの共同作業の中で考察した。更には鉄系超伝導体FeSeやトポロジカル超伝導体の候補物質であるSrBi2Se3についても研究を拡大した。これらの超伝導体に実現している対関数の対称性についての可能性の絞り込みに取り組み幾つかの物質ではその同定に成功した。各物質に対して行われた角度分解比熱測定のデータ解析法の確立に努めた。
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