研究課題
基盤研究(C)
ミドリムシの個体及び集団運動に伴う流れの階層構造形成と情報処理の関係を調べた.特に光勾配の強さに比例した数密度流束の存在を示唆する結果等を得た.これらの結果を基に局在生物対流のモデル方程式を構築し,局在生物対流の再現や,これまでの実験結果で示唆されている,臨界密度近傍での状態の双安定性の再現に成功した.昆虫飛翔解析に関して,階層的流れ構造の自律的な形成過程を研究するために単一渦近似と呼ばれる方法を用いて剥離渦の挙動を低次元力学系で記述する手法を開発し,幾つかの系への応用を試みた.
流体物理学