中原は量子ゲートの高精度実装を研究した.また,BECにおけるベリー位相を用いた渦糸の作成を,大見とともに非断熱量子制御の方法で研究し,より効率の高い渦の生成を提唱した.さらに,高い効率を利用して十数回にわたりベリー位相を刻印する渦糸ポンプを研究した.丸山はアクセスが制限された状況下での量子制御の研究を行った.Nic Chormaicは,ナノ光ファイバーを用いて原子をトラップし,量子干渉,数個の光子のスイッチング,牽引ビームの実験を行った.Buschは非自明な幾何学配置におけるBECの相分離,回転超流体,1原子の任意の空間的重ね合わせ状態の非断熱生成,断熱通過の非線形物理系への適用を研究した.
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