研究課題
基盤研究(C)
本研究では,金星大気大循環モデルの中のポーラーダイポールの形成・維持機構を明らかにした.また,厚い雲で覆われた惑星大気大循環の高解像モデルでは,自転が極端に遅い惑星の極域波動の水平熱輸送が,極域フェレル循環を形成し,大気大循環構造に多大な影響を与える.日本付近の二つ玉爆弾低気圧に関しては,近接した双子渦の併合に伴い,atmospheric river と呼ばれる水蒸気帯が北上し,北向きの水蒸気輸送効率がよくなることを示した.
大気力学