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2016 年度 研究成果報告書

PETMが化学合成群集に与えた影響-古生態学的視点から-

研究課題

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研究課題/領域番号 26400500
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 層位・古生物学
研究機関上越教育大学

研究代表者

天野 和孝  上越教育大学, その他部局等, 副学長 (50159456)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード沈木群集 / 暁新世 / PETM / 深海 / 白亜紀末 / 大量絶滅 / 群集構造
研究成果の概要

北海道浦幌町の暁新統活平層の化石を検討したところ、古水深200から500mに生息した沈木群集であることが明らかとなった。この沈木群集中には白亜紀末の絶滅を生きのびた分類群が見られ、種多様性は始新世以降の冷湧水群集に類似するものの一部高い群集が見られた。また、始新世以降の沈木群集に比べて、産地ごとの種数は多い。さらに、白亜紀末の絶滅を生きのびた分類群は北太平洋地域では始新世以降認められていない。これらから、PETM(暁新世ー始新世温暖化極大事件)は、深海の沈木群集中のモミジソデボラ科の絶滅など大きな組成の変化を生じさせ、また種多様性を減少させるなど群集構造にも大きな影響を与えたといえる。

自由記述の分野

古生物学

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公開日: 2018-03-22  

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