本研究は、第一原理電子分子動力学計算法と熱力学積分法を組み合わせたより効率的かつ高精度な計算手法(第一原理熱力学積分法)を開発し、これまで見積もることが難しかった地球深部条件下における水の自由エネルギーを決定することを目標として研究を行った。結果、定量的な結果を得るためには大規模かつ長時間の計算を必要とすることが判明したため、スーパーコンピューターを用いて計算を行う必要があり、新たにポスト「京」萌芽的課題プロジェクトに参加した。本研究で開発したプログラムを京コンピューター上でコンパイルし動作環境を整えた。
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