(1) マーチソン(CM2)隕石およびアエンデ(CV3)隕石から見つかったFUN包有物に対し、SIMSによる同位体分析をおこない、FUN包有物の起源と前駆物質の組成について考察した。(2)CH/CBコンドライト中のCAIに対し、NanoSIMSによるベリリウム-ホウ素 (Be-B) 同位体分析をおこない、10Beの起源について考察した。(3) ICP-MSを用いてLL 3.15コンドライト中のコンドルールのマグネシウム精密同位体分析をおこない、26Alの存在量(26Al/27Al同位体比)の原始太陽系における空間分布の不均一性に関する考察をおこなった。
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