本研究課題では我らが開発してきた長距離補正密度汎関数法(LC-DFT)が分子系と周期系双方の混じった系の電子状態の計算が出来るようにするために、二つのガウス関数を用いてLC-DFT法と同程度の精度でなお且つ加速化された計算が出来るような密度汎関数法[LC-DFT(2Gau)]の開発した。また、LC-DFT(2Gau)法が格子定数だけでなく、吸着エネルギー、表面エネルギーの計算に優れた計算結果を出すことを確認した。 その後、分子系と周期系双方の混じった系の励起電子状態の計算が出来るように、 LC-DFT(2Gau)法をCrystal14に実装した。
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