グルコサミン白金、グルコサミンパラジウム錯体について、国立がんセンター難治性癌部門での転移抑制効果について調べた。CDCP1-PKCδ経路のシグナルを抑える薬剤として投与したところ、マウス実験において高い転移抑制効果を示した。さらにCisplatin耐性胃癌細胞およびその耐性細胞 (MKN28-R, MKN45-R) に対して、強力な抗腫瘍効果を発揮することを明らかにした。マンノース体の合成、およびヨウ素体の合成ではマンノースでは隣接基効果による反応阻害が考えられ目的物の単離は困難であった。そこでスペーサーを導入することで、対応するパラジウムおよび白金錯体を合成することに成功した。
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