研究課題
基盤研究(C)
ガドリニウム3価錯体の光機能を開拓することを目的に、新規なガドリニウム3価錯体の設計・合成を中心に研究を進めた。その結果、フェニル基を導入したガドリニウム3価錯体が、結晶状態で室温リン光を示すことを見出した。また、その発光色は、結晶の調整時に極微量の有機物を添加することで制御可能であることを明らかにした。さらに、新規に合成したガドリニウム3価錯体の光物性に関する知見を利用して、優れた酸素応答機能を有する新規発光性ランタニド3価錯体の開発に成功した。
錯体化学