研究成果の概要 |
数日間から1週間の間、5分間刻みに大気粉塵のリアルタイムモニタリングを実施した。リアルタイムモニタリングデータをフィルター捕集データで割ることにより、元素の回収率を求めた。気化し易い元素(As, Se, Sb等)の回収率は100%以上であり、気化しにくい元素(Sr, Zr, Th等)の回収率は100%以下であった。気化し易い元素は、小さな粒子に吸着しており、その一部はフィルター(孔径0.025 μm)に捕集されていなかった為、回収率が100%以上となったと考えられる。一方、大きな粒子は、プラズマ中で完全に分解されなかった為、回収率が100%以下となったと考えられる。
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