研究成果の概要 |
「相分離混相流」の概念を、「科学研究費補助金 基盤研究(C)2014-2016年度」の助成を受けて、2015年にこれまでの研究成果とともに、論文としてはじめて公表することができた[K. Tsukagoshi, J. Flow Injection Anal., 2015, 32, 89]。「相分離混相流」は、今まで誰も試みることがなかった手法で微小空間に液-液界面をつくり、特異的かつ興味深い流れ特性を創出する。そこで生じた環状流の外側の相流れを擬似固定相として利用する「環状流キャピラリークロマトグラフィー」も極めて独創的な着想に基づいた方法論である。
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