ヘムタンパク質機能の電子論的解明と人工酸素運搬体創製への応用

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26410172
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生体関連化学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 山本 泰彦 筑波大学, 数理物質系, 教授 (00191453)
• 研究協力者: 柴田 友和
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: ヘムタンパク質 / ヘム電子構造 / 配位子結合反応 / 機能調節 / 人工酸素運搬体

研究成果の概要

酸素貯蔵ヘムタンパク質ミオグロビンの機能と補欠分子族として存在するヘムの電子構造の関係を解明する研究を行い、ヘム鉄の電子密度がミオグロビンの酸素親和性、酸素と一酸化炭素の識別および自動酸化の調節に重要な役割を果たしていることを明らかにした。ミオグロビンのヘム鉄の電子密度の調節とヘム近傍のアミノ酸残基の置換を通して、ミオグロビンの機能を制御する分子設計指針を明らかにした。

自由記述の分野

生物無機化学