本研究では、大きな分子屈折と強い分子間力を有するトリアジン環が凝集構造を形成して密度を高くすることに着目して、ポリグアナミンやポリチオシアヌレートなどのトリアジン環含有ポリマーを分子設計し、超高屈折率(nd:1.73~1.91)を有する新しい光学用樹脂を開発した。 ポリグアナミンは耐熱性と超高屈折率を有する透明な樹脂であり、新しい超高屈折率光学材料である。また、多分岐ポリグアナミンは溶解性に特に優れており、超高屈折率のコーティング用光学樹脂である。さらに、ポリチオシアヌレートは熱成形性に優れており、特に複屈折が小さいことから、熱可塑性の高屈折率光学レンズとして有用である。
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