電圧印加で伸縮可能なピエゾ素子とリチウム電池材料エピタキシャル薄膜をハイブリッド化することにより、格子サイズ変化と電荷移動過程の活性化エネルギーの相関を明らかにすることを目標として研究を行った。 ゾル-ゲル法を用いてマイカ基板および圧電特性を示すLiNbO3(LNO)基板上に111配向したLiMn2O4エピタキシャル薄膜を作成した。得られた薄膜の電気化学特性を評価したところ、LNOでは充放電が確認出来た。電荷移動抵抗の活性化エネルギーはピエゾ基板に印可することにより低下した。これは膜に生じた歪みにより活性化エネルギーが低下したためと思われる。
|