研究課題
基盤研究(C)
ゾル-ゲル法を用いて、金属イオンドープ酸化チタンを様々な条件下で合成し、4-クロロフェノール水溶液に懸濁して、可視光照射下で光触媒活性を評価した。白金やクロムイオンはドープされて高い光触媒活性を示したが、銅イオンの場合の活性は低く、合成の容易なグラフト法の方が高活性であった。グラフト法では、銅イオンの触媒表面上での数密度が低いほど高活性となることを解明した。さらに、ドープ型酸化チタンの場合には、ドープした金属イオンが複数の原子価状態で共存する場合に高活性化することを明らかにした。
光化学