研究課題
基盤研究(C)
本研究では,三種類のラマン分光装置を開発した.一つが2次元直接ラマンイメージング装置で,残りが多焦点多点分光顕微ラマン装置そして単焦点多点分光顕微ラマン装置である.これらと従来型顕微ラマン分光装置により,構成材料の相ならびに応力,ひずみの2次元イメージングが以前より高速かつマルチスケールで実現できた.また,縮退を解いたグラフェンのラマンシフト評価を行い,樹脂系複合材料を構成する炭素繊維の応力成分評価の可能性を示した.マトリックスについてはばらつきがあるため,さらなる検討が必要である.
機械工学・機械材料・材料力学