研究課題
基盤研究(C)
材料表面の圧縮残留応力は疲労寿命の延長につながるといわれているが、切削加工面は一般に引張残留応力状態となる。そこで、本研究では加工部品の疲労に対する強度的信頼性を高めるため、切削による高圧縮残留応力生成法を開発した。本研究の主な結果は以下の通りである。(1)切削によって-1000MPaを超える高い圧縮残留応力が生成され、これが材料の耐疲労性を著しく向上させる。(2)切削面は残留応力異方性があり、工具送り方向は切削方向に比べて圧縮残留応力傾向が強く、耐疲労性に優れる。
機械工作