研究課題
基盤研究(C)
本研究は、トライボロジー現象の基礎となる摩擦金属表面間の凝着力を新たに考案した方法、すなわち摩擦面顕微鏡(FFM)とフォースカーブ(FC)測定を組み入れたFFM-FCシステムによって測定した。得られた凝着力の測定結果より、凝着力が原子間凝着エネルギーに依存すること、さらに凝着摩耗のもっとも基礎となる摩耗素過程における「摩耗素子」の生成個数が凝着力に比例する関係を解明した。その結果によって、凝着摩耗の摩耗式に摩擦面間凝着力を組み込んだ新たな式を提案した。
トライボロジー