金属は強度やねばり強さに優れ、プラスチックは軽量で成形性に優れており、両者を接合して軽量化と高機能化が図られ、幅広い産業分野で利用されている。従来の接合法のいくつかの問題点を解決するため、本研究では、打抜きリベット締結法を用いて、脆性プラスチックのアクリル薄板と軽量のアルミニウム合金薄板をアルミニウム合金のリベットで締結することを試みた。その結果、アクリル板が破壊されずに十分な強度を持つ良好な締結ができ、打抜きリベット締結法がプラスチック材料と金属材料の新たな接合法となりえることを明らかにした。
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