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2015 年度 実施状況報告書

デジタルファブリケーションのための3次元曲面モデル生成とデータの軽量化

研究課題

研究課題/領域番号 26420090
研究機関東京工芸大学

研究代表者

徳山 喜政  東京工芸大学, 工学部, 教授 (50350575)

研究分担者 今野 晃市  岩手大学, 工学部, 教授 (90333476)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードポリゴン / Delaunay 3角形分割 / ポリライン / 曲面モデル
研究実績の概要

1 精度に応じた点群の生成
位相に制約されることなく、複数の滑らかな面にまたがった点群を生成するために、3Dプリンターの造形精度に応じた点群生成手法を新たに開発した。手順は次の通りである。(a) 入力された曲面モデルを、平面でスライスし、平面と曲面モデルの干渉線をNURBS 曲線として求める。(b) NURBS曲線を均等に分割するように頂点を配置し、頂点間を線分でつないだポリラインと曲面モデルの距離が許容誤差以下になるまで、NURBS曲線上の分割数を増やす。

2 ポリゴン化
密度が均一な点群のポリゴン化を行った。手順は次の通りである。(a) 隣り合う平面から生成された干渉線間にポリラインを利用して初期ポリゴンを生成する。隣接するポリラインの頂点数が異なる場合、2つのポリライン上の頂点を入力として、3次元のDelaunay 3角形分割(4面体分割)を実行する。(b) 初期ポリゴンと曲面の距離を算出して、許容誤差より大きな点が三角形内にある場合、ポリゴンを再分割する。これらの手法をまとめてICOGRAPH 2016へ投稿する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度に実施計画であったものは、ほぼ予定通り実施することができたが、入力としてCADソフトで生成したNURBS曲面モデルを利用した。ポリゴンメッシュから生成された曲面メッシュを利用していない。曲面メッシュをB-spline曲面やNURBS曲面への変換方法は開発中である。

今後の研究の推進方策

曲面モデルからSTL形式のファイルを生成した後、3Dプリンターによる造形を行い、造形時間、所要材料、実物の精度(造形精度)などの評価・検証を行う。また、曲面メッシュをB-spline曲面やNURBS曲面への変換方法は引き続き開発を行う。

次年度使用額が生じた理由

今年度は3Dプリンターを購入する計画であったが、新型3Dプリンターの購入を検討しているため、購入しなかった。

次年度使用額の使用計画

新型プリンターやPCを購入する予定計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件)

  • [雑誌論文] 積層法における稜線形状の再現性評価による打 製石器モデルの空間姿勢決定法2015

    • 著者名/発表者名
      佐々木舜,松山克胤,今野晃市,徳山喜政
    • 雑誌名

      芸術科学会論文誌

      巻: 14 ページ: 57-65

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] A Feature Preserving Simplification of Point Cloud by Using Clustering Approach Based on Mean Curvature2015

    • 著者名/発表者名
      X. Yang, K. Matsuyama, K. Konno, Y. Tokuyama
    • 雑誌名

      芸術科学会論文誌

      巻: 14 ページ: 117-128

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2017-01-06  

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