前年度までは、位相に制約されることなく、複数の滑らかな面にまたがった点群を生成するために、3Dプリンターの造形精度に応じた密度が均一な点群を生成し、隣り合う点群間に3角形ポリゴン生成手法を新たに開発した。最終年度では、3 角形ポリゴンの面積や、辺のアスペクト比、およびエッジの長さについて、数値的に検証を行いながら、3 角形ポリゴンのばらつきを減らすように手法を改良した。その結果、商用のCAD ソフトのポリゴンに比べ、ばらつきが大きく減っていることが分かった。また、本手法を用いて、実際に3Dプリンターで造形を行い、従来手法との比較を行った結果、従来手法よりも本手法の造形物の表面がきれいことが分かった。
本研究の成果として、細分割曲面で表現されているCGモデルを自由曲面モデルに変換でき、曲面モデルから造形精度に応じて密度が均一な点群を生成し、曲面モデルの位相に制約されることなく、複数の滑らかな面にまたがったポリゴンの生成が可能となった。また、3次元測定器(スキャナー)によって測定された点群の場合、膨大な測定点群を軽量化することで無駄なポリゴン生成を抑制することができた。点群の欠落を点群のままで補間し、軽量化してポリゴンを生成することが独創的な点である。
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