研究課題
基盤研究(C)
超音波パルスドップラ法を用いた速度分布計測において、二周期法に基づく速度拡張アルゴリズムを導入した。流量算出誤差に大きく影響する壁面近傍での計測の不確かさを低減することを目的とし、マルチウェイブ超音波法を導入した。本手法では、測定体積が小さい高周波数で壁面近傍の速度分布を計測し、基本周波数の低い超音波でセンサから遠い領域を計測した。得られた速度分布を組み合わせて周積分することで、従来の手法に比べて6倍程度の高流量を高精度に計測可能であることを示した。
混相熱流体