細管接続方法の異なる二つの熱輸送デバイス,並列細管型および蛇行細管型熱輸送デバイスを対象に,熱輸送量と内部流動様相の同時計測をし,数値計算におけるベンチマークデータになり得る定量的な内部流動の情報を得る事を目的とし実施した.その流動様相は,高速度カメラによって撮影され,可視化画像に対して画像解析し,流動様相の時間的,空間的変化を特定した.これにより,気液二相流の内部流動特性を理解する上で重要となる各流動様式の出現率,気液界面数,気液界面速度,および特徴周波数を求めることができた.そして熱輸送性能予測を行なう上で重要となるベースデータを得た.
|