低速伝熱風洞を用いて、風洞の底辺に2種(円孔、シェイプト孔)のフィルム冷却模型を装着して実験を実施した。フィルム冷却空気と主流の定常・非定常の3次元混合場の状況および壁面におけるフィルム冷却効率に関する定量的測定を実施した。混合場の3次元的速度分布をLIF、PIV瞬時・同時計測を行った。また同時刻の時間平均されたフィルム冷却効率をPSPを用いて測定した。さらに申請者等が開発したLESに基づく解析を実施し測定データとの比較により解析精度の向上を図った。 伝熱風洞で測定されたデータは、フィルム冷却孔形状、主流の条件と共に、数値解析の検証用データベースとして活用を図る目的で公開データとして整備した。
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