本研究では,再生可能エネルギー電源の大量導入,電力市場取引の拡大,不確定性の増大という新たな環境下の電力システムのセキュリティを達成するための考え方を整理し,具体的な手法を確立するため,研究代表者らが提案している「ロバスト信頼度」に基づく,電力システム監視・制御手法の開発を行った。また,将来に向けて,ロバスト信頼度に基づくシステムを個体とする集合体としてのレジリエントシステムの構築に向けてのアプローチについて検討を行った。本研究の成果は,査読付き論文IEEE Trans. on Power System,他にて公表した。
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