太陽エネルギーの最大限の活用を図るため、植物の葉序に倣った3次元太陽光発電モジュールFPMを多数配置する発電樹林を提案し、その特性を計算機シミュレーションと実験により明らかにした。計算機シミュレーションでは、自身および隣接FPMの太陽電池パネルによる影を考慮できる投影法による発電量算出モデルを新たに構築した。単独FPMでは太陽電池パネル内でのセル直列接続数nに伴い発電量は約1.5n%で減少することや、発電量の葉序依存性が小さいことを明らかにした。また、FPMを多数配置する発電樹林では、ハニカムパタンとすることで隣接FPMによる影の影響を抑制できることを示した。
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