誘導コイルの渦状コイルの圧力損失解析,インピーダンス測定実験,熱交換器加熱実験及び低温環境下における熱交換器除霜実験から以下のような結論が得られた。 (1)渦状コイルの圧力損失解析およびインピーダンス測定実験から圧力損失が大きい方が加熱効率も大きいという相関関係がある事が分かった。 (2)熱交換器空気加熱実験において熱交換器全体へ均一な加熱が確認された. (3)熱交換器除霜実験において高周波通電による熱交換器誘導加熱による除霜が確認された.熱交換器への加熱入力約31.5 Wにて30分で170 gデフロストが可能であることが分かった。以上より、コイル間隙間p = 10 mmコイル、距離S = 5 mmの渦状コイルによる除霜は可能であるが低圧損を優先した場合は、デフロスト性能が低下することが分かった。また、除霜速度の把握から電気入力を500 Wと大容量化すると約6分程度でデフロスト可能であることが推測される。
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